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vol.016

ライカ(初級編) 通

本日のプレイバック

生配信日:2014.5.21
 
旅行先や記念のシーンに必ず必要なカメラ。
今では様々なメーカー、機種があり選ぶのが一苦労です。
 
『オトナの二度見』第16回生配信のテーマは「ライカ(初級編) 通」。
 
カメラの中でもライカ(LEICA)を選んだ通人。
そんなこだわりを持つ、山縣 基与志(ヤマガタ キヨシ)さんに来て頂き
通人ならではのニッチな視点で”ライカについて”指南して頂きました。
 
 
【ポイント 1】そもそも”LEICA(ライカ)”とは?
 
ここではライカの基本的な情報を教えて頂きました。

そもそも写真は元々は1枚1枚シートフィルムというものを使っていて、
カメラ自体がかなり大きかったそうです。
そんな中、当時身体が弱く、自分が気軽に持ち運べるようなカメラが欲しいと思った
ドイツ人のオスカー・バルナック(Oskar Barnack)が、映画用のフィルムをスチール写真に転用し、
24mm×36mmの画角の長いロールフィルムを使ったカメラを最初に作ったのがライカだそうで、
フィルムカメラの元祖だそうです。
その歴史は100年以上との事です。

その後、そのフィルムを使って日本などの様々な国がカメラを作り始めたそうです。

当時から値段は高く今でも100万円するようなものもあり、とても高級品であり、
戦前はライカ1台あれば世田谷に一軒家が立つといわれるぐらい高価なものだったそうです。

1つのフィルムで36枚と決まっているので、1枚1枚大事に撮らなければならなかったり、
フィルム代や現像代などお金や、暗室で現像する手間などもかかります。

さらに撮る際は光の加減を絞りで調整したり、
シャッタースピードを細かく変えたりしなければならないので、
デジタルカメラなどで気軽に撮るのとは1枚にかける重みが違うのもライカの良さである。
 
 
【ポイント 2】実際にライカを見てみよう!
 
ここでは通人がお持ちの4台のライカを実際に見せていただきました。
 
・DⅢ(ディースリー)
1930年代に発売。
覗く場所が2つあり、まずは片方でピントを合わせて、
もう片方のファインダーでフレームを合わせて撮る。
ピントを合わせる時は、覗くと映像がダブって見えているのでそれが重なるように調整する。
シャッターを押した後はフィルムを次に送るためフィルムを巻かなければいけない。
 
・Ⅲf(スリーエフ)
1945〜1950年ごろに発売。
構造的には、先ほどのDⅢの2つの覗き口が隣接されるように進化しており、
シャッタースピードも先ほどが1/500だったのが1/1000まで調節出来るようになっている。
大きな変化は主にその2点であるが、当時は画期的であった。
 
・M3(エムスリー)
1954年ごろに発売。
2つあった覗き口(ピントとファインダー)が一緒になっている。
撮った後にフィルムを巻き上げていたが、レバー式になった。
シャッタースピードの調整もやりやすくなっている。
 
・M5(エムファイブ)
1972年ごろに発売。
これまでのよりは2回り程ボディが大きくなっている。
露出計がついて、シャッタースピードと絞りをカメラが適正露出を調節してくれるようになった。
 
実際に見た感想として、最新の物を手に取ったあとに、初期のものを手に取ると、
その違いは一目瞭然で、より写真を撮る際の手間が少なくなっていく印象でした。
ただ、様々な手間がかかるのもこのカメラならではの『お作法』であり、
フィルムを入れるのもしっかりと後ろから落とさなければならなかったり、
フィルム先端のベロと言われる部分をカメラに合わせてカットしなければならなかったりと
写真を撮るための準備も多く、面倒といえばそれまでですが、その手間の良さもあるそうです。

LEICA(ライカ)はヨーロッパの女性名詞であり、『貴婦人』という意味があるそうです。
ライカは、貴婦人のように大切に扱わなければならないカメラです。
 
 
【ポイント 3】LEICAで撮影した写真紹介。
 
ここでは通人が実際にライカで撮った写真を紹介して頂きました。

写真を見ての感想ですが、その一瞬の為に長い時間を費やして、
上記で紹介した『お作法』をしっかりして準備して撮っているので、
写真を見ただけでその場の雰囲気や状況が手に取るようにわかります。
ライカは見た目に近い写真が出来上がるので、空気が写るレンズという表現もあって、
全体的な雰囲気や空気感を捉える事が出来るそうです。
今のレンズではコーティング技術が高くなっている為、
『ゴースト』と呼ばれる光の輪が自動的に出来ないようになっているが、
ライカではあえてそれを捉える事も出来るので、より味がある写真が撮れます。
個人的にですが、色がかなりハッキリと鮮明に見えた印象があります。

通人曰く、ライカの写真の良さはボケ味だそうです。
 
 
【まとめ】
 
ライカはデジタルカメラが当たり前の中で、ライカ独自の色があります。
1枚の写真を撮る為に、フィルムを落とすところから暗室での現像まで
様々な手間がかかりますが、それだけ時間をかけて撮った1枚の写真は
自分にとって思い入れのある1枚になると思います。
もちろん出来上がった時に納得のいかない写真もあるとは思いますが、
思わぬ産物もあったりと、フィルム36枚の中でいかに自分が納得の出来る写真を
撮るかという1つのアルバムみたいだなと思いました。

どんな物も時間や手間がかかっている物は良い物が多いです。

ライカは値段も高く、フィルム代や現像代など金額はかかりはしますが、
自分の感性で自分だけの1枚が撮れる素敵なカメラです。
カメラを購入しようと考えている方は、すんなりデジタルカメラを購入する前に
検討してはどうでしょうか。

通人プロフィール

山縣 基与志(ヤマガタ キヨシ)

Japanology Museum代表。大学講師。
中学校の頃からライカに憧れ、カメラ屋に通い詰め、
25歳で初めてライカM3を手に入れる。
以来、ライカが増殖中。銀塩写真をこよなく愛し、
今でも暗室でプリントを楽しんでいる。

- 本日の参照メモ -

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